俺教

俺の考え方を説く

本は要約したらアカン

 

AIMMan。

 

本は要約したらアカン。本ってな当たり前のことしか書いてない。優先順位をつけろ、金貯めろ、投資しろ、人の目を気にするな、時間は大切にしろ。そんなん言われんでも分かるやん。でも皆本買うやろ?で、実際学びになるやろ?なんでか分かる?

思考をトレースしてるからや。大事なのは結果じゃない。要点じゃない。ながーい、200ページだの300ページだのある、ひとつのテーマに沿って書かれた文章を読んでるうちに著者の思考を勝手に脳がトレースして本に書かれてる事をできるようになっていく。それが本を読むってこと。ポケモンでいうところのがくしゅうそうちみたいなもん!疑似体験で学習してんのよ。

例えばだけど「時間を大切にしろ」って言われた人と実際に時間を無駄にして痛い思いした人ではどっちがその後の人生、時間を大切にすると思う?そりゃ後者やん。経験が人を作る。言われただけでできる奴なんかおらんねん。だけどリアルで経験せずに経験したのと同じだけの学びを得られる物がある。それが本や。「時間を大切にしろ」っていう本には筆者が時間を無駄にしてしまって損した経験や時間を大切にすると起こること、時間をどうすれば大切にできるのか、そういうことがみっちり書いてある。それを読むうちに実際に自分が体験したかのように教訓というか学びをインプットできるわけやな。

 

だから本は自分で!最後まで!読む!だから俺は最近の見るだけ〜聞くだけ〜要約してます〜とか嫌い!要約したら本の内容なんかうんちだぞ!その長ったらしい過程にこそ本の真価があるんだから。それがそっくり経験になるんだから。聞くだけ見るだけもダメ。そもそも本と映像・音声の媒体の大きな違いとして勝手に進むかどうかってのがあると思う。本は自分で読まなきゃページが進まない。それに比べて映像や音声は理解しようがしまいが勝手に進んでいく。それがだめ。本を読むという能動的な行動を経て、内容が経験になるの。勝手に進む映像や音声では親に「あんた時間は大切にしやなあかんで」って言われただけなのと一緒!そんなんきかんやん。「あーはいはい」やろ。そゆこと。最近はyoutubeとかTwitterとかのせいで若い世代を中心に消費時間の長い作品や媒体に耐えられなくなってるって聞くよ。でも、せめて本は、本ぐらいは自分で読もう。赤ちゃんじゃないんだから、読み聞かせはもうおわり。